やすやすとチェンマイ暮らし

...チェンマイに暮らす中で、日々の出来事や個人の想いを綴っています。

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久しぶりの読書

いつの間にか本を読まなくなって久しいです。PCの前でネットサーフィン、あれこれ記事などを読むことの方が多くなりました。一つには老眼のため、書物の活字を追うよりも画面でフォントを大きくして読む方が楽なので、ついつい情報はネットからになってしまいます。先日、PCが壊れて、しばらく使えない時間ができました。そこで、知り合いからお借りしていた本を読んでみることにしました。
2014-07-14 08.31.38

岩波新書の「土と生きる~循環農場」 小泉英政著 

読みやすい文章で、久しぶりに野菜や農業のことに思いを巡らしました。

もともと日本の兼業農家に生まれ、子供の頃は家の農作業を手伝わされることに嫌気がさしていました。休日が訪れるたびに同級生が遊びに行くのを横目で見ながら、自分たちは田んぼで作業、友人がうらやましかったことを今でも覚えています。

その後、紆余曲折を経て、京都にある有機農産物の供給センターでアルバイトしたこともあります。それが縁で有機農業にも興味を持ちました。タイに渡ってからボランティアをしていたカンチャナブリー県の「子供の村学園」では福岡正信氏にお会いする機会があったり、そこで畑作業なども手伝っていました。

そこで知り合ったタイ人女性と一緒になってから、2人で日本に来て2年間ほど暮らしたのですが、そのうちの1年は有機農家での研修でした。そう言えば、私たちもプレハブの家に暮らし、毎日、農作業の日々でした。結局、私はタイに移り住んだので、実家の兼業農家を継ぐこともなく、このチェンマイに来てからも農業とは離れた暮らしをしています。

著者の有機農業に対するこだわり、特に黒マルチなどのビニール資材を使わないという点には共感しますが、実際の現場でそれを実践するのがどれだけ大変なことか、炎天下で1日中草取りをしたことのある者にはよくわかります。そして著者が暮らす「三里塚」という特殊な土地の中で、外部から入って現在も農業を続けていることに頭が下がります。

「三里塚」、懐かしい響きです。成田空港を利用しているどのぐらいの人が、その裏にある三里塚の闘争をしっているのでしょうか。私の同年代の知人、友人でも、知らない人も多いのではないかと思います。京都の有機センターでアルバイトをしている際に、三里塚の加工品、落花生やラッキョを見かけ、そこに同封されていたチラシを読み、京都市内であった様々な集会に顔を出して、多くの事実をしりました。今でも福島菊次郎というカメラマンの三里塚の写真集が、強く印象に残っています。

息子2人が大きくなって自立したら、ここタイでのんびり農業がしてみたいと、この本を読んでまた思うようになりました。農業だけで食べていくことがどんなに大変なのかはわかっているつもりなので、タイのお百姓さんには失礼なんですが、できることなら、いつか自然の近くで土や農と関わりながら暮らしてみたいと、そんな思いは持ち続けていたいです。
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