やすやすとチェンマイ暮らし

...チェンマイに暮らす中で、日々の出来事や個人の想いを綴っています。

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晴れて大学生

以前、このブログにも書いたことがあるのですが、
知り合いのHIV感染者の方に娘さんがいます。
高校生だった彼女も、今年、大学入学が決まりました。
結局、高校在学中には奨学金を見つけることができず
それでも別のグループから奨学金が出たと聞いていました。

しばらく連絡を取っていなかったのですが、
そのお母さんから久しぶりに電話がかかってきたのは、
もう3月初旬の頃の話です。

今回、大学入学が決まり、授業料、寮費など、
まとまったお金が必要だということで、電話がありました。
そこで前回のやり方を見直し、今回は知人に直接お願いして、
何人かの方に協力してもらうことができました。

彼女は、小学生の頃から感染している母親に寄り添い、
感染者グループの活動に参加してきました。
その当時から、母親の面倒を見るために
看護師になりたいという夢を持っていました。
今回、入学できたのは看護学科ではなく公衆衛生科で、
看護師になるためには、2年生以降に編入するか、
卒業後さらに2年間、看護を学ばなければなりません。
でも、彼女ならできそうな気がします。

今回支援するにあたっては、
ただ、ポーンとお金を渡すのではなく、
いろいろ家計のことなど、母親から聞き取り、
どこまで支援するのがいいのかを考えました。
その結果、5月から始まる新学期を前に
1年間の寮費と前期の授業料を渡してきました。

高校卒業後、大学新学期までの2ヶ月あまりの期間、
彼女本人はバイクで30分ぐらいの距離にある
セブンイレブンでバイトをして、夜間のシフトもやりました。
お母さん、義父ともに感染し、抗HIV剤も飲んでいますが、
今のところは元気に働けているということで、
月々の食費など生活費は二人が仕送りをするそうです。
後期分の授業料についても、
自分たちで出せる分は努力するようにと話合ってきました。
また大学入学後、大学独自の奨学金も探してみるとのことで、
完全に依存するのではなく、あくまでも本人達が努力するのを
応援しようという関係を大切にしています。

でも一方で、タイではiPoneやiPadの販売価格が、
大学半期の授業料より高いのに、
タイの若者が結構持っているのを見かけたりすると、
複雑な気持ちになります。
お金はあるが将来何になりたいかの目標もない若者がいれば、
その一方では、経済的には裕福ではないが、
幼い頃からの夢を追い続けている若者もいるのです。

大学生活が始まっても、最初は新入生の歓迎行事があったり、
生活に慣れるまで時間がかかることでしょう。
落ち着いたらメールで連絡してほしいと言っておいたので、
それらを近況を見ながら知人と相談し、
後期、来年以降をどうするか検討していこうと思います。

いずれにせよ、私一人のお金ではなく、
見ず知らずの大学生のために奨学金をだしてくれた知人に、
心より感謝をしています。
そしてこのささやかな支援を通し、一人の少女が夢を叶え、
患者さんの痛みのわかる看護師が生まれることを
願うと共に楽しみにしています。
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