やすやすとチェンマイ暮らし

...チェンマイに暮らす中で、日々の出来事や個人の想いを綴っています。

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野生の子象

チェンマイからランパーン県へ向かう途中、
山を越えた山中に「タイ象の保護センター」があります。
チェンマイ市内からでも1時間はかからないでしょうか。

1才を少し過ぎた野生の子象が、そのセンターに送られてきました。

この3月に南部のチュムポーン県にある鳥獣保護区内で、
自分で飼育していると偽ることを目的に、
野生の象を捕獲していたグループが摘発されました。

保護された当初、メス象のバイトーンには、背中、鼻、首の周辺に、
密猟の際にできたとみられるキズがあり、
痩せ細り、人間に敏感に反応し、
怯えた様子がはっきりと見受けられました。

その後、ラーチャブリー県にある動物飼育センターに送られました。
治療とリハビリを受けた甲斐があり、外傷も治り、
同年齢の象と同じぐらいに回復し、
自然のエサが食べられるまでなりました。
身体の傷は癒えても、まだ周囲の様子に敏感で、
少しのことにも怯えてしまいます。
いずれは、野生の象として自然の中で生きていかなければならず、
象にとっていろいろな面で環境の整ったタイ象保護センターで、
野生に帰すための治療とケアを行うため、移送されて来ました。

バイトーンと担当の象使いはランパーン県のセンターに着いても、
長時間の移動によるストレスか、相変わらず怯えている症状があり、
スタッフの姿が誰も見えないと、ずっと鳴いて音を出しているそうです。
センターの獣医が診察を行い、今後の健康管理と
精神的なリハビリの計画を立てることになっています。

アユタヤー王朝時代や東北のスリン県では、
囮の象を使って、野生の象を生け捕りにし、
戦闘用に調教したと聞きます。
しかし現在、これだけタイ国内の野生の象が減少している状況では、
鳥獣保護地区などを中心に
野生象の保護の必要性が高まってきています。

この子象も手厚い保護を受けて、人に慣れ過ぎてしまうと、
将来、野生に帰すのが難しくなるかも知れませんね。
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