やすやすとチェンマイ暮らし

...チェンマイに暮らす中で、日々の出来事や個人の想いを綴っています。

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エイズ孤児への奨学金

最近は、日本からの寄付金を集められないし、
感染者グループにも、ほとんど顔を出していないので、
奨学金のことは、気にはなっていましたが、
当事者である女性達に任せてありました。

当初、今年は奨学金の授与式に行くつもりもなかったのですが、
ある朝、事務局をしている女性から電話があり、
何日が都合がよいかと聞かれたので、
そうなると行って立ち合わない訳にはいきません。

まだ完治していない下痢の身体を引きづって、
郊外にある病院の会議室へ向かいました。
これまでは、前期と後期の2回、奨学金を渡していたのですが、
奨学金基金自体が目減りしてきたので、
去年あたりから1年に1回、新学期だけの支援になりました。

今回は、一人1,500バーツずつ、11名の子供が対象でした。
これまでずっと成長を見てきた感染者の娘さんもいれば、
今回初めて奨学金を支援するという子供もいました。

P1070008.jpg

新学期には、制服を新調したり、カバンやくつを購入したり、
それだけでも1,500バーツでは足りませんが、
感染者のグループ同士での助け合いが励みになるでしょう。

現在の首相は教育分野に力を入れており、
今年度、公立、私立も含め、制服代を500バーツまで補助します。
実際、中高生ともなると、ボーイスカウトの服や体操着など、
500バーツ以上かかりますが、それでも補助があるだけましです。
文房具のノートも230バーツ分、学校から支給されるそうです。
昨今の政情では、来年も同じような政策が続いているかどうか?

私は写真を撮ったり、奨学金授与に立ち合うだけで、
最後にコメントを求められましたが、遠慮させてもらいました。
家にあった、人からもらった文房具などを袋に詰め、
「おたのしみ袋」として一人ずつに渡しました。

P1060992.jpg

P1060995.jpg

ノートや鉛筆、ボールペンなど、いろいろ混ざっています。
中には、日本人からもらったお土産のキーホルダーなんかもあります。
何かの役に立ってくれればいいのですが。

たいていの学校では、今月中旬に新学期が始まります。
親がいなかったり、母親や父親がHIVウィルスに感染していても、
そのことを負い目に感じることなく、自らの境遇に立ち向かって、
一生懸命、勉強に励んでほしいと願っています。


当日来ていた子供たちは、ほとんどが中学生で、
これまでにも奨学金を支援したことのある顔馴染みでしたが、
その中に小学1年生の男の子を連れた男性がいました。
今回、初めて奨学金を支援するケースで、
母親は山岳少数民族のリス族で、現在は離婚し、
父と子の二人暮らしだそうです。
父親はHIVに感染しており、最近抗ウィルス剤を飲み始めましたが、
定職はなく、日雇いの仕事などをしているそうです。
男の子は落ち着かない様子で、
恥ずかしがりなのかあまり喋りません。
もしかしたら、どこかで家庭環境が影響しているのかもしれません。

もう一人見慣れない女の子がいました。
実の母親はすでに亡くなっており、
父親が再婚した女性からHIVに感染したようです。
その再婚した新しい母親も容態が悪く、今病院に入院中です。
父親は母親の付き添いのために一緒に来られず、
代わって親戚の叔母さんが来ていました。
母親の症状ははかなり悪いようで、
父親も抗ウィルス剤を飲んでいます。
まだ中学生の女の子の将来を想像してみる時、
自分自身、二人の子供を育てる身にとっては、心が痛みます。
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| これもボランティア | 22:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

来年から

来年から少し支援させてください。友愛 藤井

| まさ | 2009/05/11 15:35 | URL |

Re: 来年から

ありがとうございます。
また、ご相談させてください。

| ポーヤス | 2009/05/12 08:27 | URL |















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