やすやすとチェンマイ暮らし

...チェンマイに暮らす中で、日々の出来事や個人の想いを綴っています。

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この世界の片隅に

SNSで評判だったので、ずっと観たいと思っていた「この世界の片隅に」を観に行ってきました。

チェンマイのMAYAというデパートで、「タイ日映画祭」が開催され、その初日ロードショーがこの映画でした。ネットやフェイスブックなどで事前の告知を見ていたのですが、その日の午後、知人から聞いて、じゃあ行ってみようという気になり出かけて行きました。

が、しかし、すでにチケットは売り切れ、満席状態で、立ち見も断られる始末でした。当日の数時間前に行っても、大丈夫だろうとタカをくくっていましたが、大いに油断していました。開会式に招待されていた数人の知人と挨拶を交わし、潔く諦めて、何も観ないまま、昨夜は帰宅しました。

観れないとなると、余計に観たくなるものです。さっそく、ネットで調べてみると、チェンマイではセントラルのエアポート店とフェスティバル店のMajor Cineplexで一般ロードショーしていました。これは行くしかないということで、今日、フェスティバル店で16時50分からの上映を選びました。

なんせ久しぶりのタイ映画館です。チケットの買い方もよくわかりません。タッチパネルの自動販売機の前に映画館のスタッフがいて、教えてもらいながら購入しました。大人170バーツでした。「タイ日映画祭」、昨日だったら半額以下の80バーツで観られたのにと悔しい思いをしながらも、まあ、日本より安いからと自分を納得させました。

おー、中に入るといくつもホールがあるんですね。第9ホールでの上映、観客は私を入れても10人以下、ガラガラでどこに座っても大丈夫な状況でした。それにしても、時間になってから次回映画の宣伝やコマーシャルが長過ぎ。こんなに長かったかなとしょっぱなから疲れ気味でした。そして、国歌斉唱が始まり、起立しない人が一人いましたが気にせず、私は起立してスクリーンに流れる映像を興味深く追っていました。最初は、亡くなられた前国王と現国王の幼少期の映像から始まり、そして最後は、まあ当然ですが現国王の映像になっていました。このバージョンを見たのは、初めてです。

映画自体は、やはりすずさんの声、のんさんがいい味を出してくれていました。淡々と進む物語でしたが、結局は恥ずかしながらこっそり鼻をすすっていました。気をもむラブストーリーでも、恐怖や悲しみだけが残る映画でもなく、前半のんびりした感じでしたが、後からじわじわっと効いてくる良い映画だと思います。そうそう、日本語版で、下に割と大きな文字でタイ語の字幕、さらにその下に少し小さめの文字で英語字幕がでていました。ただ、この物語の中での会話やニュアンスを文字で伝えるには限界があるだろうなと感じました。

本編が終わったらみんな出ていくかなと思ったら、もともと少ない人数でしたが、最後のロール、クレジットまで残っている人もいて、意外でした。ただ、この映画がタイの人にどのぐらい受けるかな?という気はします。多分、日本のように口コミで広がってロングランというようなことにはならず、1週間ぐらいで打ち切りになりそうです。何はともあれ、劇場で日本語で観ることができて満足です。
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真っ赤なスイレンに囲まれて

確か3年程前ぐらい、ツイッターでその存在を知り、いつかは行ってみたいとずっと願っていました。今年になりTATでも宣伝をするようになり、花のベストシーズンは12月から2月ということで、今を逃したらといつになるかわからないと、思い切ってチェンマイから自分で車を運転して出かけてきました。朝6時半に自宅を出て、ひたすら地図を頼りに走り続け、目的地のウドーンターニー県に到着したのは夕方の6時でした。何度もガソリンスタンドで休憩は取っていますが、初めての道を丸1日かけて運転したことになります。

翌朝は、朝5時に起床、5時半にはホテルを出発し、目的の赤いスイレンの湖[ทะเลบัวแดง]を目指しました。ウドーンターニー市街からは約40kmの距離、ホテルの人は約1時間ぐらいと言っていたので、あわよくば日の出を拝もうと、暗い中を出かけました。

コーンケン県へ向かう国道2号線を南下し、「赤いスイレンの花」の看板を目印に途中から左折します。そこからはひたすら案内板に従って集落の中、田んぼの中を走ります。ちょうど前をバンコクナンバーのワゴン車が走っていたので、その車について行きました。湖が近づくにつれ空が明るくなりだし、残念ながら日の出には間に合いませんでした。

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着いたのは、一番大きな船着き場の「バーン・ディアム」[ท่า บ้านเดียม]というところで、観光バスも停められるような大きな駐車場(有料でも、乗用車で10バーツぐらい??)もあります。事前に得た情報で、朝の6時ぐらいから花が咲き始め、11時までぐらいに満開になり、それを過ぎると萎むと聞いていたので、薄暗がりでよく事情も分からぬまま、慌ててボートに乗り込み湖に出ました。

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朝の7時、船外機のついた小型のボートに乗り込みました。小さなボートで一人150バーツ、大きなボートが500Bでしたが、私たちは二人だったので300バーツでした。救命胴衣を着けてるとはいえ、湖上の風は思ったより冷たかったです。小さなボートの方が、水面に近く、座る位置によっては水しぶきがかかるかもしれませんが、スピード感もあって気持ちよかったです。

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私はてっきり、土手からすぐの所にスイレンの花が咲き乱れているのだと想像していたのですが、ボートの船頭さんの説明によると往復で1時間ぐらいかかると言われました。船頭さんはいろいろ説明をしてくれたり、花の多いところにボートを突っ込み、写真を撮る時間を設けてくれたりと、すごく親切でした。

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タイ語で「ノーンハーン」[หนองหาน]と呼ばれる湖は、周囲が約80km、面積は36平方キロメートルもあり、3つの郡にまたがっています。生活用水、農業用水として利用されていて、天然の湖で、魚、鳥、水草などの宝庫だそうです。許可をもらって魚を捕っている漁師さんの船や仕掛けも見かけました。

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片道20分程、ひたすら湖面すれすれを小さなボートが進んで行き、風は冷たいのですが、最高に気持ちのいい時間を過ごしました。小さな島にある仏像にお参りして、そこにはいかにも手作りという展望台があるのですが、かなりぐらぐらしてスリル満点で、忘れましたが制限人数がありました。

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そこからが真っ赤なスイレンの花のハイライトです。花の多いところでボートを止めてくれ、思う存分写真を撮りますが、なかなか見渡す限り一面の花々を1枚の写真に収めることができません。真っ赤な花が絨毯のように広がっていて、思わずボートから両手を広げて飛び込みたくなる衝動に駆られますが、そんなバカなことはしませんでした。写真の時だけは、周りの人たちも救命道具を脱ぎ、思い思いのポーズをとっていました。

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もう構図もポーズも思い浮かばないぐらいに写真を撮りまくり、目の前に広がる真っ赤なスイレンの世界を満喫したら、あとはまた元の船着き場まで戻るだけです。帰路、ちょうど目の前に水路があり、両側がスイレンの花、鳥が横切って行く、その瞬間はとても感動的な風景でした。なんせ、小さなボートの先端部分に座っていたので、そのスピード感、水しぶき、冷たい朝の風、最高の瞬間でした。

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最初の船着き場に戻ってくると、アツアツの「カーオ・チー」、もち米に卵を塗って焼いたものを買いました。少し塩味が聞いていておいしいんです、これが。ついでに湖で採れた魚の塩焼き、レンコンジュースを買い込み、車の荷台で朝食を済ませました。

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今回のもう一つの目的は、ドローンでの撮影でした。きっと土手からすぐの所に花が咲き乱れていると思っていた私の予想は大外れでした。製造メーカー曰く、直線距離2kmまで飛べるそうですが、水面をそんなに飛ばすほどの勇気は、初心者の私にはありません。

最初の船着き場からボートで約20分先、多くの花が咲いているエリアに一番近い別の船着き場を探してみることにしました。現地でもらった観光パンフレットには湖の地図もあり、よく見ると船着き場は全部で6ヶ所あります。後でわかったのですが、私たちがボートに乗った船着き場は、県がテコ入れをして宣伝しており、一番大きなところだったのですが、花の多いエリアとは反対側でかなり離れています。そこで地図をたよりに探してやっと見つけました。

「ノーンナームヨーイ」[ท่า โนนน้ำย้อย]という船着き場で、そこからは割と近いところにスイレンの花が見えています。ボートの料金などは同額ですが、花が多いエリアに近いので、何度か来たことのある地元タイ人などは、こちらに来るそうです。スイレンの花が目視できる距離にあるので、ドローンを飛ばそうとしたのですが、この日は地元の人も認めるほど強い風が吹いていました。土手から上昇し、100mほど湖に飛ばしてみましたが、なんとなく横風に流されている気がして、怖くなって引き下がってしまいました。

どの船着き場からボートに乗るかですが、道路の案内板に沿って行くと一番大きな「バーン・ディアム」に辿り着きます。駐車場も整備されていて、看板や土産物屋さんも出ています。ボートは朝6時ぐらいからあるそうなので、早めに行って日の出を狙うのであれば、こちらの船着き場の方がいいでしょう。反対側の船着き場は、初めての人にはちょっと行きにくいでしょうし、船着き場までは舗装されていない地道が少しあります。ただ、スイレンの花が咲いているエリアに近いので、ボート料金も同じで時間も約1時間ということであれば、こちらの方が花を満喫できるかと思います。(私たちは実際に利用していませんが)

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2014年に、イギリスのBBCが「World's strangest Lakes」15ヶ所の一つに認定したこともあり、最近では外国人の観光客も多いそうで、今ではウドーンターニー県の一大観光地になっています。

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念願が叶ってスイレンの花を見ることができて大満足なのですが、やはり思う存分ドローンを飛ばせなかったことは心残りです。また日の出の瞬間にも間に合わなかったので、ぜひまた十分な時間を取って再訪してみたいと思います。

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追記: たまに他の紹介記事の中に「蓮」(ハス)[บัวหลวง]の花と紹介されていますが、実際は「睡蓮」(スイレン)[บัวสาย]のようです。いろいろな点で違いがあるのですが、英語だとどちらも「ロータス」になってしまうので、混同している人も多いのだと思います。


★一応、動画にまとめてみましたので、よかったら見てください。


短い方です。


ドローンの映像を取り入れてみました。
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