やすやすとチェンマイ暮らし

...チェンマイに暮らす中で、日々の出来事や個人の想いを綴っています。

2009年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年02月

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守衛さん復活

今、住んでいる住宅街の入り口には詰め所があって、
これまでは朝、夜の2交代で守衛さんがいました。
それが、この1ヶ月間は空っぽの状態でした。

数日前、自治委員会の会議のチラシが各戸に配られました。
朝9時半から会議があるので、住民の皆様も参加しましょう、
欠席された方は委任と見なし、当日の決議に従ってください、
という内容が、黒地に白抜きの文字が大きく書かれていました。

ここの分譲住宅地は、10年以上も前に開発され、
それぞれの区画は売却され、すでに家が建っています。
しかし、住宅地自体を開発した会社が一括で管理しているのではなく、
自治会のように有志の住民が委員になり、
住宅地内の運営や問題の解決にあたってきました。
長年に渡って会長を務めてきた元軍人さんが、
もう辞退したい、次は誰か他の人にということで、
この1ヶ月間は後任が決まらず、守衛さんも一時解雇されていました。

その理由というのは、
年間の共益費(管理費)を払わない住民がいて、
催促に行くのに嫌気がさしたからというものです。
守衛さんや清掃のおばさんは、住民の共益費で賄われていますが、
一人でも払わない人がいると、
それを口実に払わない人が出てきます。
大きな家に住んでいて、決して共益費が払えないのではなく、
要するにケチというのか、ゴネ得というのか、
自分のことしか考えられない住民もいるということです。

開発会社が運営・管理している他の住宅地では、
支払いに応じない住民に対して、
共益金の支払いを求める訴訟も起きているそうです。
ただここの住宅地では、あくまでも自治会なので、
そこまでの強制力がなく、住民の理解と協力を求めるに止まります。

我が家からは、うちの連れ合いが代表で会議に出席してきました。
最終的には、他の住民の方が、会長を引き受けてくれることになり、
みんなで協力して、住みよい場所にしようと言ってくれたそうです。
何とかいい方向で決着してくれて、ほっとしています。
結局、今年も住民から年間の公益費を集めて、
この2月から守衛さんとお掃除のおばさんを雇うそうです。
ちなみに、週2日のゴミの収集などは行政がやってくれています。

ここを終の棲家と決めたので、今更引っ越すわけにもいかず、
と言っても私一人では何ももできないし、
新しい会長さんには、がんばってもらいたいところです。

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| 日常の風景 | 20:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヤクルト

子供の頃からヤクルトにはお世話になってきましたが、
ここチェンマイでもヤクルトはすでにお馴染みです。
タイ語では「ยาคูลท์」と表記し、
発音的には「ヤークー」という感じで、ルやトは発音しません。

実は、今年で「ヤクルト」が誕生して75周年になるそうです。
海外でも広く販売されており、現在では、世界32カ国・地域で
毎日約2,800万本が販売されているそうです。

タイのお店では1本6バーツで小売りされていますが、
毎週、木曜日、我が家にも配達してくれます。
10本まとめて買うのですが、1本5バーツになります。

P1080249.jpg

ヤクルトおばさん(レディ)がバイクで回ってくるのですが、
特に契約をしているわけでもなく、買わなくても構いません。
留守の場合、勝手に置いていくこともありません。

P1080280.jpg

1週間に10本だと、家族4人なので、数日でなくなってしまいます。

それにしても、ヤクルトの販売員は、
どんな給与体系になっているのか、
バイクで配達して、どのぐらいの売り上げ、手取になるんでしょう。

冷蔵庫を開けて、ヤクルトがないと物足りないのですが、
わざわざ近くのコンビニへ買いに行こうという程、
病みつきでもありません。
最近は、乳酸菌が腸の中の悪い菌を抑えてくれているのか、
お腹の調子もいいです。
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| 食べられるもの | 20:37 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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少女ウィウの人生

いつものように夜のニュースを見ながら、チャンネルを変えると、そこには一人の女の子が映し出された。番組の途中であったが、そのまま画面に見入ってしまった。

以前からもたまに見ることはあったタイのドキュメンタリー番組。
「คนค้นตน」、カタカナ表記にしてしまうと、コンコントンと何かの擬音に聞こえてしまう。

「คน」は“人”、「ค้น」は“探す”、「ตน」は“自分自身”、そのまま直訳してしまうと“自分を探している人”ということになるが、連れ合いに聞いてみると“他人とは違う生き方の人”という意味だそうだ。

これまでも黙々と木を植える人や障害を持ちながら懸命に生きる人、
そんな人達の人生を伝えており、番組で取り上げた人が絵本にもなっている。

たまたま途中から見た番組の中で、ナレーションが、2才の時から昼間は一人で部屋に閉じこめられ、もう10年が過ぎていると語る。父親、母親、一人娘の3人家族は、狭い借家暮らしをしていて、両親が働きに出ている間、少女はずっと部屋で一人で過ごしている。母親は自転車店で掃除などをして、1日100バーツの日当を受け取る。働き始めたころは1日80バーツだったが、この3年ぐらい前に100バーツに値上がり、そこに勤めてもう11年になる。昼食は、毎日、同じ店で1杯10バーツの麺を食べるだけ。父親は荷物を運んだり日雇いの仕事をしているが、腰が悪く、重労働に耐えられずに、仕事が長続きしない。

仕事にあぶれた父親が12才の少女を自転車の後ろに乗せて出かけて行く。道路の中央分離帯に生えているパック・ブン(空芯菜)を親子で摘み、それを炒めてナーム・プリック(唐辛子のペースト)と食べると語る。

次の場面では、一人部屋に残った少女が
モチ米とパック・ブンを食べている。
スタッフが話しかける。
「パック・ブンの炒め物で3食も食べるの。お腹一杯になるの?」
少女は小さな抑揚のない声で答える。
「あまり食べないの。少しでもお腹一杯。」

「もっといいおかずを食べたいと思うことがある?」
「たまにあるかな。」
「そんなときはどんなおかずが食べたいの?」
「ちょっといつもよりいいおかず。」
「ウィウにとって、いいおかずってどんなの?」
「玉子焼き。」

その答えを聞いて、今自分が暮らしているこのタイで、普段、玉子焼きさえ食べられない子がいるなんて、信じがたい。

「じゃあ、おじさん(スタッフ)が卵を1トレー買ってあげるよ。」
その一言に少女は少し驚いたような表情をし、そして小さく微笑んだ。

そしてお父さんが少女を本屋に連れて行き、本を読んでいるところで終わり、続きは来週となっている。

どうしても最初から見たくてインターネットで探してみた。
26日放送分がアップされていたので、さっそく最初から見た。

少女が2才の時から、両親が働きに出ている間、部屋に置いていき、ご飯を作り置きし、外から鍵をかけていた。12才になった今では、外から鍵はかけていないが、少女自らが内から鍵をかけ、窓にはカーテンを2重につけ、人が来たらカーテンの隙間から覗いて、誰か確認してからドアを開ける。部屋にはテレビもなく、大きな音を立てることもなく、この10年間学校へ行ったこともなく、唯一の友達は、クマのぬいぐるみ。一人でクマのぬいぐるみには話しかける。
「寂しくない?」
両親は子供を愛しており、仲もよい。子供が心配だから、結果として部屋に閉じこめてきた。

続編、その後の結末は、9チャンネルで2月2日火曜日の22:15から放映される予定だ。福祉局やどこかの支援で学校へ通えるようになるのだろう、そんな展開を心から期待している。実際、過去にはこの番組で取り上げられた人に寄付が集まったこともある。絶対、次回の続きを見てみようと思う。

私自身、二人の子供の父親として、こんな女の子の人生があるのか、これが現実なのかと思うと、複雑な気持ちになる。ウィウちゃんが笑顔で学校へ通える日を望まずにはいられない。
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| 巷の世間話 | 21:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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口座名義

昨年の11月、ビザの1年間更新のためにイミグレへ行った際、銀行発行の残高証明書を提出したのですが、法律が変更になったので、次回からは銀行口座の名義は本人一人に限ると言われました。その時は、タイ人配偶者との共同名義の銀行口座でした。

そもそも、どうして連れ合いとの共同名義にしたかというと、万が一、自分に何かあった場合に、滞在期間更新のための見せ金も必要なくなくなって、連れ合いがすぐにお金を引き出せるようにと考えたからです。というのは、過去に手伝った通訳の経験から、本人以外の場合、銀行が簡単にお金を引き出させてくれない、ということを知ったからです。その対策として、連れ合いがすぐにお金を引き出せるようにと、二人で話し合って決めたことでした。

もし、法律に従って個人の銀行口座からお金を引き出すには、結構、面倒くさい手続きが必要になってきます。遺族が遺産管理人の申出を裁判所に行い、3ヶ月間の公示を経て、その間に異議申し立てがなければ、裁判所から遺産管理人と認められます。裁判所からの書類を銀行に持って行き、はじめて遺族が預金を下ろせます。様々なケースごとに対応が違ったり、法律も変わっているかもしれませんが、私の記憶では、手続きはこんな感じの流れだったと思います。

もう一つは、銀行に名義人が亡くなったことを連絡せずに、ATMカードがあり、暗証番号がわかる場合は、カードで残高がなくなるまで引き出すという手もあります。

どちらが先に亡くなるか、いつその日が来るかもわからないのですが、お葬式を出したり、何かとお金が必要な時に引き出せなかったり、書類作成などの手続きが煩雑で、弁護士にお願いするとなると大変です。

そこで、今回、自分の名義にする際、ATMカードを作っておこうかとも考えたのですが、これも厳密に言えば、法律違反又は銀行の規約違反になるかもしれません。

一応、ダメもとで、銀行員さんに聞いてみました。
「名義は私一人だけど、他の人も引き出せるようにできますか。」

簡単な書類に書き込んで、連れ合いに委任するということにして、通帳の一番裏に、二人の署名をしておけば大丈夫なようです。ということで、私の名義ですが、私でも連れ合いでも、何の委任状もなく、どちらか一人で引き出せることになります。ちなみに、2人ぐらいまでは委任できるそうです。

これで、今年の在留期間を更新する時も私個人の名義なので問題なく、また、もし私に何かあっても、連れ合いが簡単に引き出すことができます。それにしても配偶者がタイ人という要件で滞在期間を更新するのに、どうして配偶者との共同名義の口座がダメなんでしょうか。

でも、極端なことを言えば、委任を受けた人が、勝手に通帳を持ち出し、それで全額引き出すことも可能ということになります。まあ、我が家ではまずそんな心配はないと思いますが…。
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| 手続き関連 | 20:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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死の電話

ランパーン県内でも例の噂が広がっているようで、
ようやく新聞にも記事が載っていました。

記事内には083で始まる番号が3つあるのですが、
うちの電話台のメモにあるのは、下のケタが微妙に違います。

ある村では、学校の先生が生徒の腕に3つの電話番号を書いて、
保護者に伝えて、気をつけるようにといった話しもあるそうです。
この番号の電話を受けると、高周波が流れてきて、
それが原因で即死するのだと言われています。
半信半疑でも、見知らぬ番号だと受け取らない人も続出だそうです。

携帯のサービスを提供している会社の北部タイの広報担当者は、
この噂を否定すると同時に、世界的な安全性の基準を満たしており、
何も心配する必要はないと新聞記者に話しています。

その担当者の話では、この噂の起こりはチェンラーイ県のようです。
今年に入ってからこのような噂が聞かれるようになったのですが、
調査の結果、ある事件が原因ではないかと推測しているそうです。
チェンラーイ県メーサーイ郡内に住む、キィアンお婆さんのところに、
誰かから「息子が亡くなった。」という嘘の電話がかかって来て、
それを聞いたお婆さんがショックで亡くなったという一件です。
その話にあれこれ肉付けされて、味付けまでされ、
噂が一人歩きしているのではないかということです。

ちなみに、記事にあった番号は一昨年や去年に番号登録がされ、
その後、去年にプリペイドの通話料が追加されてから、
その後は一切追加されていないようです。
要するに誰も使っていないとことですね。

息子に聞いてみると、今朝の学校の朝礼でも
先生がその話に触れ、気をつけるように言われてたそうです。

この新聞の記事について義母に説明してあげましたが、
どうもまだ納得していないようで、どこかで信じているっぽいです。

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| 巷の世間話 | 21:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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成長したな

家の裏から仕事部屋の横にバナナの苗を移植して、
いつの間にか1年以上が経ち、しっかり根付き大きく成長しました。
でも、なかなか実をつける気配がなかったのですが、
ようやく大きな花をつけました。
いつの間にかお祖母さんが木で支えを作ってくれました。

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この花の中にバナナの実が詰まっているはずなのですが、
さてどうなるでしょうか。

そして数日後、バナナの花の周りのガクが落ちて、
中からかわいらしいバナナが姿を現しました。
まだ小さいですが、ちゃんとバナナの形をしています。

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P1080245.jpg

お祖母ちゃんに「植えるのが浅かったね。」と言われ、
よく見ると確かに根が地表に出てきてしまいました。

P1080244.jpg

でも、植える時期やその人(植え方)によって実をつけないので、
植えるのが上手だ、と褒められました。
一体何がよかったのかわかりませんが。
確かに株分けをした裏のバナナには、未だに実がなりません。

このまま順調に成長して、おいしく熟すのでしょうか。
ちょっと心配です。まだ安心はできません。
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| 身近な自然 | 20:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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不思議な縁

タイのNGOで働くタイ人スタッフと夕食を共にしながら、
どういう流れかはビールの酔いもあり、よく覚えていませんが、
自分の携帯電話で撮影した写真を見ていました。

その中にたまたま自転車の写真が1枚残っていました。
チェンマイ市内の本屋で写真展をしていたときのものです。

その知人に、「チェンマイにもこんな人がいるんだよ。
自転車でチベットやインド、ネパールを旅したんだって。」
と、ちょっと自慢げに、その人を知っているか聞いてみました。
「本も買ったんだけど、会ってみたいよな。」

すると目の前にいた友人は、
「知っているよ。自分の兄貴だよ。」と答えるので、
私はイスから転げ落ちそうなほど驚きました。
一度に酔いが覚めてしまいました。

よく考えてみると、以前に一度会ったことがあり、
自転車も見たことがあると、思い出してきました。
それが何年前のことだったのか、すっかり忘れていました。
フリーで翻訳や文章を書く仕事をしているそうで、
本の出版は2冊目だそうです。

そうなんだ。
こんなところで繋がっていたんですね。
数日後には、またインドに自転車を持って旅立つそうです。
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| あれこれ思う | 20:35 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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恐怖の電話

お祖母ちゃんと近所のおばさんが、
何やら変なことを話しているのを小耳にしました。

何でもチェンラーイ県にいる人から連絡があったそうで、
見覚えのない番号からかかってきた電話をとった人が、
謎の死をとげたというものです。

普通、携帯電話だと、発信元の電話番号が表示されますが、
その番号が赤色で表示されるそうなので、
絶対にとってはいけないと、真顔で話していました。
危険な電話番号が3つほどメモした紙切れが、
今も電話台の横に置いてあります。
その話を聞いて、いつも飲料水を配達してくれる兄ちゃんが、
試しにかけてみたところ、登録されていなかったそうです。

私や息子たちは、そんな訳があるはずない、
どうして電話をとっただけで人が死んでしまうのか、
まったく理解できません。
じゃあ、チェンラーイで亡くなった人は、どこの人?
死因は何?その死体を見たの?と聞いても、
はっきりしたことは何もわかりません。
それでも、お祖母ちゃんは信じているっぽいです。

タイでは、そういった迷信やデマ、摩訶不思議なことで一杯です。
夜のニュースを見ていたら、東北地方のある村で、
先月、男衆が10人以上もたて続けに亡くなったのは、
未亡人のオバケの仕業だと、村人は信じています。
そこで、村の男性たちは、爪に赤いマニキュアを塗って
カモフラージュして、そのオバケから身を守っているそうです。

「ある番号からかかってきた電話に出ると死んでしまう。」
どうしてそんなくだらないデマが流れたのでしょうか。
実は、何か裏に政治的な思惑があるのでは?
ちょっと考えすぎ?
あまりにも信憑性がないので、あまり広まっていないようですが、
一番怖いのは、そんな話を信じて知人に電話する人がいることです。

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| 巷の世間話 | 20:26 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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開発僧

お祖母ちゃんが市内のお寺へ行きたいというので、
よくわからないまま運転手として家族で行くことになりました。
実家の村の人から聞いたそうなのですが、
高僧のお葬式(境内で火葬)が18日にあり、
その前にお参りに行きたいという願いでした。

平日なら境内に車が駐車できるのですが、
今日は寺院内には入れず、周辺も路上駐車で一杯でした。
少し離れたホテルの駐車場に車を停め(有料30バーツ)、
歩いてジェディールアン寺院に着きました。

お寺の周辺では、無料で食事を配っていました。
参拝者に食べ物を施すことで、その人たちも徳を積むことになり、
いろいろな食べ物が配られていました。

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ジュースやコーヒーの飲物から、麺類からご飯もの、
クッキーやアイスクリームまで配られていましたが、
この焼き肉の前には長い列ができていました。

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大きな写真を見て、この僧侶の顔はどこかで見たことがあるなー、
と記憶を辿りながら、お参りをすませてきました。

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よく考えてみると、過去に何度か行ったことのある財団の
創設者だということを思い出しました。
残念ながらご本人に直接お会いする機会はありませんでしたが、
学生グループの通訳で事務所へは行ったことがあります。

家に戻ってから、インターネットでタイ語で名前を検索してみると、
『ウィキペディア(Wikipedia)』で見つかりました。

ポッチャナワラーポーン高僧、
チェンマイでは、ルアンプー・チャンでよく知られているようです。
1917年11月26日に生まれ、
15才で小僧としてジェディールアン寺院で出家。
20才で正式な僧侶となり、後年はジェディールアン寺院の住職となり、
亡くなられたのは2008年7月11日、91才だったそうです。
1年以上遺体を安置して、いよいよ1月18日に火葬されるそうで、
当日はシリントーン王女も参列されるとのことです。

ジェディールアン寺院の住職であったチャン高僧は、
北部タイの開発僧の第一人者としても有名です。

タイは仏教国で、総人口の95%は仏教徒と言われています。
タイの仏教はスリランカ系の上座部仏教で、
今でも小乗仏教(個人の救済だけをめざす教え)と呼ぶ人がいますが、
これは中国系の大乗仏教(日本も)からの蔑称でもあります。
上座部仏教は、世俗の生活を捨て、227の戒律を守って
修行生活を送る出家者中心の仏教です。
長い歴史の中で、僧侶は自分の修行に励み、解脱をめさずもので、
ほとんど社会問題には関わってきませんでした。
しかし、その中から新しい流れとして、開発僧と呼ばれる人たちが、
積極的に農村や社会の開発に関わるようになってきました。

チャン高僧は、貧困のため子供たちが学校へ通えない現状を知り、
1957年、メーター・スクサー財団を設立し、
ジェディールアン寺院の横にメーター・スクサー学校を建てました。
「เมตตา」(メーター)慈悲、
「ศึกษา」(スクサー)教育、という意味です。
学校を設立してから15年以上が経過した頃、
農村にいる子供たちにも教育が必要だと考え、
1975年に『農村教育及び開発財団』を設立しました。
当時、メーリム郡にあるダラーピロム寺院の住職に任命され、
その敷地横に財団事務所を置き、活動が始まりました。
チャン高僧は、宗教と教育を分離せず、
現実に農民と農村の抱えている問題を知り、
貧困を改善するために仏教の教えを中心として、
農民に教育の機会を提供することが必要であると考えました。
村人に仏教の教えを通して以下の4つの資質を求めました。
 ①勤勉
 ②節約
 ③正直
 ④協力
財団が中心になり、チェンマイ県、ランプーン県、メーホーンソン県で
村人も参加して、農村の開発、地域の開発を進めてきました。

火葬の際に棺が納められる飾り付けですが、
鳥の体に象の頭がついており、きれいに飾り付けられていました。

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火葬当日は、多くの人出が予想されるので、お寺には行きませんが、
テレビのニュースで見られるのではないかと思っています。
どんな雰囲気なのかは、
ブログ「みちくさチェンマイ」のお坊さんのお葬式を読めば、
だいたい想像できそうです。きっと花火が上がるんでしょうね。

天辺にある四角い布ですが、火葬の際にこの布が焼けずに残ったら、
細かく切り裂いて、お守りとして分けられるのだそうです。

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多くの弟子や葬儀に参列する市民たちが、
チャン高僧の意志を受け継ぎ、仏教の儀式や形式にとらわれず、
精神的な面でも社会の開発に関わっていくことが、
一番の供養になるのではないかと思います。
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見違える

「うちの犬も出家したのよ!」と冗談を言って、
近所のアーマーが、愛犬を抱いて見せに来ました。
そこには、毛を剃られて一回り小さくなった子犬がいました。

P1080226.jpg     P1080227.jpg

よく聞いてみると、ノミがいたので動物病院に連れて行き、
注射をしてもらってきたそうです。
寄生虫もいたので、それも注射をうったそうです。
注射でも効き目があるんですね。

しばらくして毛がないと寂しいからと服を着せてきました。
本人、いや本犬は自分に何が起こったのかわからず、
いつものようにうれしそうに飛び跳ねていました。

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